MMK SUMMER MIX SOUR

別府ブルワリー / Beppu Brewery
スタイルサワー - Sour / サワー
ABV3.0%
IBU-

0.0☆☆☆☆☆

ジューシーオレンジと天然塩で仕上げたサワーテーブルエール。酵母由来の酸味、上品なグレープフルーツのような味わいとミネラル感で、低アルながら軽すぎないセゾン。暑い日にゴクゴクと飲みたいライトなビールです。

ブルワー古関の別府ブルワリーで初オリジナルレシピ。モルトプロファイルはペールエールモルトを中心に、セゾンイーストと相性の良いウィートモルトを使用。派手になりすぎない程度で上品な味わいにするためにビタリングホップとしてSaazを使用し、ホップのアロマとフレーバーを引き出すようNelson Sauvinをアロマホップとして使用。軽めのナチュールに近いような味わいを目指して華やかすぎない上品な味わいを目指しました。

低アルのビールはモルトが少なく味わいが乏しくなりがちですが、イースト由来の酸味と2種類の天然塩をブレンドして奥行きを出しました。使用した天然塩はイギリス南西部のCorn Wall産の塩と長崎最南端樺島産の塩とにがりをブレンド。
Corn Wall産の天然塩はミネラル分が強く、ミネラル感の増幅に大きな役割を果たしています。また樺島産の天然塩は繊細で味も複雑ながら、きれいな味わいでそいのまま食べても美味しい塩でした。実際に既存のサワーエールで事前に量って実験して、最も味わいが良いブレンドを作りました。

アルコール度数わずか3%のビールですがグレープフルーツのようなフレッシュな柑橘のフレーバーと軽やかな酸味で真夏の暑さを吹き飛ばしてくれます。

ブルワーの古関はナチュールワインを数年前から飲み始め、ぶどうの品種とイースト、発酵管理や樽の違いでこんなにも違いがでるのかと感動しました。特に一番面白く感じるのはワインの風味に奥行きを生み出すミネラル感。サワーテーブルエールと一緒に塩でミネラル感を補完すれば低アルでも満足できる味わいになるのではと思ったのと、ワイン好きにも飲んでもらえるようなクロスカルチャーをさせたいと思い、今回挑戦したビールとなりました。
塩を使用したサワーエールのGoseでもなく、ミネラル感があるけど塩味がそこまで感じない低アルビールをこれまでほとんど飲んだことがなかったたため、長きに渡って探しては試飲を繰り返して理想の味を膨らませてきました。またそれぞれの塩によってミネラル感がかなり異なるため、求めた味わいを表現するのに最適な塩を探すことにも苦労しました。
今回はジューシーオレンジが運命的にフレッシュな状態で手に入りましたが、全体的な味への支配率が高いように感じています。きれいな柑橘の苦みは残しつつも、もう少しバランスをとれるように使用量の調整を今後はしたいです。

MMK SUMMER MIX SOUR | Sour Table Ale | 3.0%

ブルワリー

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