Daddy Plum / ダディープラム

スタイル	Cider / サイダー - Cider / サイダー
ABV	7.5%
IBU	-

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三軒茶屋Sanityの3周年ビール

今回、ビール以外にもリンゴを原材料として作られる発泡酒「ハードサイダー」も醸造しました！
当店ではお馴染みの長野県の “Son of the Smith Hard Cider（以下：サノバ）” とのコラボで実現しました。

話は遡ること1年前。
ちょうど去年の周年イベントの際にサノバの皆さんが遊びに来てくれて「いつかどこかのタイミングで一緒に何か作れたらいいね」と話していたのが実現した今回のハードサイダー。とんでもないモノが生まれてしまいました。

SANITYコラボ作品初となるハードサイダー。
サノバブルワーの博士と昨年2023年の11月頃から動きだして、どのような味わいに仕上げるかをとことん話し合い、どうせ作るならハードサイダーの常識を覆す味わいにしよう！と目指す方向を固めていきました。

仕込みの最終段階となった6月上旬、私たちは長野のサイダリーへ出向き、サニティーチームとサノバチームと仕込みの大詰めを行ってきたのですが、それはそれは凄まじく勉強になる出来事ばかりでした。

三茶の大久保青果さんに相談して仕入れた山梨産のすもも30kgをアツシとナナコと3人でひとつひとつ皮をむき、種を取り出すという作業から開も始まったのですが、これがまた大変で合計6時間もすももと向き合う結果に、、
その間、私は完成したサイダーを100Lを煮込み、そこへ用意したスパイスとすももを掻き混ぜ続けるというスーパー体育会系ブリューをこなし続けました。
使用したスパイスは、エルダーフラワー・オレンジピール・ローズヒップ。これも博士と話し合って決めたスパイスなのですが、見た目もやってることも完全にカレーを仕込んでいる姿そのもので、本当にこれでいいのかな？と感じていたのはここだけの話。

話が脱線しますが、私（とスタッフのカイ）はラーメンが大好きで、日本中のお店を訪ね食べ歩いてます。
その昔、超有名店へ訪問しワクワクしながらスープの一口飲んだところ、焦げっぽい味を感じて残念に思った経験があります。煮込み過ぎたり掻き混ぜが甘かったりすると底の方が焦げてしまい、スープに苦味が混じってしまう...とラーメン店を経営する友人が言っていたことがあります。

サイダーを煮詰めながら掻き混ぜながら「こんなもんでいいのかな？」と手を休めた時、彼の一言が脳内フラッシュバック。
自分のサボりで全てが水の泡になってしまうかも...と超緊張しながら作業していたのはいい思い出です。

その日の夜は、温泉→近所の名酒場、そして朝方まで博士と飲み明かし翌朝は残りの作業をしつつ、途中でGAME BREWの皆さんと遭遇したり、サノバが運営するりんご農園・ホップ農園を見学して、あまりの広大さに仰天したりとたくさんの経験をさせてもらいました。
この経験や知識を活かしながら、これからも攻め続けていきたいと思います。

あ、こちらのサイダーの名前は何故『DADDY PLUM』か、ですか？
それはアツシが親父さんから借りた大切な車をサノバの目の前にある木にこすり傷物にしてしまったからです笑
都心以外に住む人の「（車の）後ろついてきて！」のスピードの速さってイメージできますか？とにかく速いです笑
サノバ工場から温泉へ行く際に博士が放った言葉から見失いかけるまでの間、超焦った我々。薄暗くなった長野の街並みに目が慣れず、明るかったら見えていたであろう大木にカツンッ！と。

先日、アツシ母から「お父さん、何故俺は車を貸してしまったんだろってボソボソ言ってるわよ〜ふふふ」と聞かされ、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになり、リスペクトと愛、そして大切な経験を込めて生まれたのが『DADDY PLUM』になります。
もちろん、私たちで修理手配等々行いましたが、改めて謝罪と感謝を...その節はすみませんでした&ありがとうございました

ラベルデザインはもちろんTaichi Furukawa君！
サノバのデザインは数回行っている彼により、これまた最高な作品が完成しました。
缶・ドラフトを用意しております。皆様、是非どちらも楽しんでいただけたら嬉しいです。

SANITY 3rd Anniversary Beer
Daddy Plum
Cider with Fruits & Flowers & Botanicals & Fresh + Aging Hops - ABV : 7.5%

（From Sanity Instagram）

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SANITY / サニティー
https://my-beers.com/bars/1078

ブルワリー