NaRa ヴァンダンジュ 熟成ver. / Vandange Cabernet Franc

麦雑穀工房マイクロブルワリー / zakkoku koubou
スタイルその他エール - Grape Ale / グレープエール
ABV6.0%
IBU-

0.0☆☆☆☆☆

ドメーヌオヤマダさんでワインを仕込んだ後の洗馬産カベルネフランの果皮をいただいてきて、アメリカンオークでできた大きな縦型タンク・フーダーで造ったセゾンビールと共に12ヶ月熟成。
ふわりとブドウが香り、爽やかな酸味で軽やかに飲めるイタリアングレープエール。
すでに飲み頃と思える熟成期間を経ているので、すぐに飲んでいただくのも可、さら寝かせて熟成変化を待つのであれば、お好みのタイミングで開栓していただくのもおすすめです!

ドメーヌオヤマダの小山田さんとの出会いのきっかけは2023年の夏に箕面ビールの香緒里さんから、山梨のワイナリーでぶどうの収穫手伝いのお誘いをいただいたことからでした。
自分たちは自己流でワインの勉強中だったので、小山田さんと知り合うことができたことは、ワインへの知識だけでなくビールの熟成にも応用できる技術や思想的なものを会話から学ぶことができて非常に楽しく有意義なものでした。
小山田さんの理想とする日本の風土を表現したワイン造りは、麦雑穀工房の畑からのビール造りという理念と通じるものがあると勝手に思い、自分たちの突き進む道は間違ってはいないと感じております。

今回のビール・ヴァンダンジュに使用したカベルネフランのブドウは、長野県塩尻市の洗馬という地名の標高700mで栽培されたもの。
小山田さんが唯一山梨以外で所有する畑で、こちらにも2024年の冬に枝の剪定のお手伝いに行ってたくさん学ばせていただき、小山田さんやスタッフの方々、小山田さんを慕って集まる仲間の方々との交流を通して、ぜひこの地で育ったブドウをビールに使わせてもらいたいと思い実現したビールです。
洗馬は晴天日数が多く夜は気温が低くブドウの酸を維持できるなど、ブドウにとって理想の土地。
ブドウのポテンシャルと土地の個性を感じる“北のエレガンス”がコンセプトの小山田さんのワイン「洗馬」にこのカベルネフランが使われています。
落ち着いた酸と赤黒い果実風味とタンニンのバランスの良いカベルネフラン、ちょうどもろみが出る日に合わせて引き取りに行き、戻ってきてすぐにビールに漬け込みました。
イタリアではワイナリーとブルワリーが繋がって、このようにブドウのもろみを使ったビールをよく造っており「イタリアングレープエール」と呼ばれています。
ビール・ワインというジャンルにとらわれず、まずはフラットな気持ちで楽しく飲んでください!

【NaRa ヴァンダンジュ 熟成ver. Vandange Cabernet Franc】
麦芽使用率50%以上 原材料:大麦麦芽(海外産)・ぶどう果皮・ホップ・酵母  アルコール度:6.0%

ブルワリー

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