ロートラズベリー / rot raspberry

スタイル	ラガー - その他ラガー
ABV	3.0%
IBU	-

0.0☆☆☆☆☆

北海道の「十勝ときいろファーム」で無化学農薬・有機肥料で育てられ、手間暇を惜しまず一粒一粒手で収穫された木苺をふんだんに使用した贅沢の極み。美しいラズベリーの色とフレッシュな香り、心地よい酸味の一年に一度だけ醸造する見た目も美しい特別なビールです。

「ロート・ラズベリー」は、当ブリュワリー醸造責任者の十河が帯広ビールで作っている人気のフルーツビール「オールージュ」の白老版。十勝の農家さんがオーガニックで作っている貴重なラズベリー（木苺）を確保してもらい醸造しています。その果実の使用量も明確に伝えられないが、とんでもない量…十河は「贅沢の極み（笑）」と言います。

「オールージュ」の由来について十河はこう話します。
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F1の世界でドライバーが切に勝ちたいと願うサーキットの一つにベルギーの「スパ・フランコルシャンサーキット」があります。モナコ、鈴鹿などと並んでドライバーにも観客にも人気のあるサーキット。テクニカルなコーナーが多く、マシン性能の優劣では決して勝てない、ドライバーの実力を問うドライバーズサーキットとして世界に名を馳せています。
特に有名なのが、ドライバーやファンが常に話題にするコーナーのオー・ルージュ(仏：Eau Rouge)。コーナーで交差するように流れる川の名前が由来でフランス語で「赤い水」の意味を持ちます。このコースは急勾配の登りでドライバーからは壁のように見えると言います。先が見えない中、恐怖心に打ち勝ち全力でアクセルを踏み切らなければ勝てない、ドライバーの技量と度胸が試されるコース。
この技量と度胸を試されるシーンは醸造家にもあり、特に、地場のフルーツを使って作るビールがそれに当たります。酸味・糖度などその年によって味わいが変化しやすい果実を用い、一度に700〜800リットルを仕込む。もしかしたら美味しく出来ないかもしれない、廃棄することになるかもしれない…そんな恐怖心と向き合いながら自分の技量を信じ、年に一度作るのが、フルーツビールです。
赤いフルーツを使った美しい赤色のビールが好きなこと、また恐怖心と向き合うドライバーたちの心情と自分を重ね、オールージュと名付けています。
今回白老では、フランス語「オールージュ」から、ドイツ語「ロート」にしていますが、醸造にかける思いは同じです。
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そんな十河の葛藤を全く感じさせない、美しいラズベリーの色とフレッシュな香り、心地よい酸味、素晴らしいクラフトビールが出来上がりました。大切な記念日やイベントに華を添えてくれる一杯です。

〔フルーツ・セッションラガータイプ〕
原材料名：麦芽（ドイツ製造、十勝製造）、木苺、ホップ、エント／カラギナン
麦芽使用比率：50％以上

ブルワリー