The Duke / ザ デューク

有頂天醸造 / WU-CHAW TENG BREW
スタイルIPA - English IPA / イングリッシュIPA
ABV5.8%
IBU45.0

0.0☆☆☆☆☆

タップルームの1周年で作ったBritishシリーズのラスト、India Pale Aleになります。

今主流なIPAと打って変わってオールドスクールな IPAにホップの面でちょっとモダンなアプローチも取り入れています。
英国産麦芽とホップにこだわった、クラシックなIndia Pale Ale。

Golden PromiseとMaris Otterをベースに、CaragoldとCrystal T50がバランスの取れたボディと優しい甘みを演出。アルコール度数は約5.8%、IBUは45と、しっかりとした苦味とモルトの骨格が共存しています。
最終の糖度はイングリッシュとしては比較的スッキリ目に抑えてあるのでもたつき過ぎに飲みすすめられるかと。

ホップには、イギリス産のモダンホップ「Harlequin」を中心に、First GoldとGoldingを組み合わせることで、熟したベリーやアプリコット、マーマレードを思わせるアロマに加え、紅茶やフローラルな香りが奥行きを与えています。
醗酵が終了してからホールホップ(Golding)をドライホッピングしてやわらかく広がるクラシカルな香りが、ペレットでは得られない繊細さを加えています。

ホッピングには今っぽいホッピングからオールドスクールなホッピングまで採用。温度を落としたワールプールでのホッピングや発酵初期と後半にかけて複数回のドライホッピングを行うことで、華やかな香りを丁寧に重ねつつ、イングリッシュIPAらしい落ち着きと飲み飽きなさを大切にしています。

現在主流のAmerican IPAに比べて、過度な松脂やトロピカルフルーツの印象は抑えめ。苦味もやや穏やかで、英国らしい穀物感やアーシーな香りが余韻に残る設計となっており、「ホッピーでありながら飲み疲れない」IPAをお探しの店舗様におすすめの一杯です。

IPAの多様化は作り手側、飲み手側の両者の需要もありどんどん進んでいますが、今回はその元祖というか原型となったIPAのイギリスらしさを感じられるIPAを目指しました。

カナダでワーホリをしている時にシェアハウスで一緒に生活をしていたイギリス人に
「アメリカンイングリッシュってイギリス人からしたらどうなの?」
と聞いたら
「English is English, not American.」
と返されてめちゃくちゃイギリスっぽいなあ。と何か感動すら覚えました。

今のIPAから入った方にはこれはIPAなのか?と思われそうですがあえて今回のスタイルの表記はIndia Pale Aleとしようと思います。

ビールの名前はNY出身でロンドンを拠点に活動するDARGZの楽曲
“The Duke”より拝借。

The Duke / India Pale Ale
Malts : Golden Promise
Hops : Harlequin, First Gold, Golding
Yeast : WY1335 British Ale2
ABV : 5.8%
IBU : 45
FG : 1.010

ブルワリー

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