Cosmic Echo / コズミック エコー

有頂天醸造 / WU-CHAW TENG BREW
スタイルラガー - IPL (Indian Pale Lager) / インディアンペールラガー
ABV5.8%
IBU35.0

0.0☆☆☆☆☆

NZ産のホップをたっぷり使用したIPL。
ライムの様な柑橘感とフワっと漂う白ブドウ様なアロマがトロピカルな印象。ラガーらしいクリーンでスッキリしたボディはゴクゴク飲める仕上がり。

石神井公園駅はWelders Dinerさんの8周年を祝うビールとして醸造させてもらいました。
Welders Dinerさんはファントムブルワリーとして活動していた時からお世話になっていたお店で大好きなお店の一つです。フィリーステーキサンドをはじめ、フードはどれもおいしくてビールのチョイスも、店内の音楽も最高なお店です。
Welders Dinerさんから暑い時期に周年なのでホッピーなラガーが良いかなという提案でレシピを組みました。ホップの方向性をどうしようかなと悩んでいた時にWelders Dinerさんの InstagramのストーリーであがっていたLord Echoで「これだ!」となりました。Lord EchoはNZの音楽プロデューサーでレゲエ/ダブ、ディスコやテクノなミックスされた音楽を作っていてとにかく心地良いサウンドで個人的には夏感があるイメージでした。という事でNZホップで夏らしいIPLにしましょう!という事になりました。

India Pale Lagerはもちろんベースの考え方はIndia Pale Ale、特にAmerican IPAがあります。ホッピーでしっかりとした苦味が特徴的なスタイルですが、ただこれをラガー酵母で作れば良いかというとバランスとしてそれで良いのかと悩むポイントにはなりました。ラガーらしい爽快さと飲みやすさ&IPAの様な華やかさを両立させるバランス作りを意識したレシピ構成を目指しました。

ホップはNZ産のMotuekaとNelson SauvinをメインにラガーらしくSpalt SelectやHallertau Mittelfruhを使用しました。割合としてはMotuekaをメインにしておりライム様な柑橘感が特に前に出ています。MotuekaとNelson共に今回はFree Style Hops社のものを使ってみました。
かねてからFreestyle Hopsのホップは良いぞと色々な人から聞いていましたがNZホップで良くある様なオニオンぽい香りもなくしっかりと欲しい香りがでています。むしろ想像よりもしっかりとアロマが出たなという印象です。
8周年という事でボイル中と発酵中に8回に分けてホップを投入。8週間のラガーリングを行いました。ホッピーなビールなので8週だと長すぎるかなとも思ったのですがホップのアロマ、フレイバーはしっかりと、かつ仕上がりはクリーンになっています。

モルトにはPilsner中心にVienna, Munichを合わせてラガーらしいゴールデンカラーのベースを作りました。今回はダブルバッチで仕込んだのですが初日終えて思ったよりも香りがしっかり乗りそうだったので2日目の仕込みではデコクションを行って香りに負けてしまわない様にボディを補強しました。

イーストはWeihenstephanのW-34/70を使用。醗酵温度は抑えめに設定して醗酵由来の香りを抑えてホップの香りをよりストレートに出せる様にしました。
NZ Pilsnerと呼ぶNZ産のホップを使ったラガーもありますが今回はIPL。しっかりと香りが乗った周年祝いらしい仕上がりなのかなと感じています。

もちろんビールの名前はLord Echoの曲名からとりましょうという事でLord Echoの1stアルバム“Melodies”より“Cosmic Echo”。Dubバージョンもめちゃくちゃ気持ちのいいやつです!

Cosmic Echo / India Pale Lager
Malts : Pilsner, Vienna, Munich
Hops : Motueka, Nelson Sauvin
Yeast : W-34/70
ABV : 5.8%
IBU : 35
FG : 1.009

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WELDERS DINER / ウェルダース ダイナー
https://my-beers.com/bars/1090

ブルワリー

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