kunne -クンネ-

忽布古丹醸造 / HOP KOTAN BREWING (ホップコタン)
スタイルラガー - Schwarz / シュバルツ (Black Lager)
ABV5.0%
IBU22.0

0.0☆☆☆☆☆

忽布古丹醸造の定番【HOP KOTAN ORIGINALS】に新たに仲間入りした4種目のビールは【kunne-クンネ-】。クンネは、アイヌ語で「黒」を意味します。
kunneはドイツ発祥の伝統的な下面発酵の黒ビール「Schwarz(シュバルツ)」で、ロースト麦芽由来の香ばしさやカカオ、コーヒーのような風味が特徴的です。しかし味わいは意外と軽やかで、後味はすっきり。苦味も控えめで、まろやかな口当たりのビールです。
「地のホップで醸す」をテーマに誕生した忽布古丹醸造ですが、今までHOP KOTAN ORIGINALSで使用してきたのは、上富良野産カスケードホップです。
しかし、kunneに使用するホップ品種はカスケードではなく、「忽布古丹醸造”オリジナル品種”のホップ」です。今はコードネーム「HKB001」(HOP KOTAN BREWING 001)で呼び、まだ名もなきホップ。
このホップを使用して醸したのがkunneであり、kunneの最大の特徴でもあります。
HKB001、このホップは、今はやりのトロピカル系でもなければ柑橘系でもなく、アーシーで土のような香り、松や杉のような香り、また若干ココナッツ風の香りが特徴のホップです。
このホップの特徴を最大限に活かすことのできるビアスタイルを考えたときに辿り着いたのが、ローストモルトを使用したSchwarz(シュバルツ)でした。ミューニックモルトの風味、ローストモルトのシャープで優しい苦みとHKB001のアーシーなアロマは、最高のペアリングとなり、派手さは無くとも、安らぎと落ち着きを与えてくれる「癒し系」の黒ビールに仕上がりました。ぜひkunneでを飲んで、原料が織り成すビールの奥深さを感じていただけると嬉しく思います。
※ HKB001:9年前(2016年)に、上富良野町の契約ホップ生産者の協力のもと取り組んできたオリジナルホップ開発プロジェクトにより誕生。約70種のホップを交配し、株が成長して球花が付くようになった数年後から、球花の収量やルプリン量の比較、そして香りの官能評価などを繰り返し、やっと一つに絞り込んだホップ。忽布古丹醸造オリジナル品種のホップです。

<HOP KOTAN ORIGINALS>
【kunne -クンネ-】
Style : Schwarz
原材料 : 麦芽、ホップ(上富良野町産)
ABV:5.0% IBU : 22

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HOP KOTAN ORIGINALSに待望の“第4の仲間”が加わることとなりました。
忽布古丹醸造が掲げ続けてきた「地のホップで醸す」という根源的なテーマを、あらためて見つめ直し、ホップの成長と歩幅を合わせながら、長い年月をかけて丁寧に向き合ってきたビールです。
今のトレンドのような派手なスタイルではありません。むしろ素朴で、飲む人の心と体にやさしく寄り添うような癒し系のビールだと思います。
でも、このビールが第4のHOP KOTAN ORIGINALSに加わることは、私たちにとってごく自然な流れであり、必然とも言えるものでした。
なぜ、今このタイミングで新たな定番ビールを加えるのか――
その理由も含め、皆さまにじっくりと味わっていただけたら嬉しく思います。
堤野 貴之

ブルワリー

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