はらいそ

Mingel Farmhouse beer & bread / ミンゲル ファームハウスビア&ブレッド
スタイルラガー - Lager / ラガー
ABV5.0%
IBU-

0.0☆☆☆☆☆

「伝統的な製法によって抽出された麦のふくよかな甘みと、低温貯蔵を経て澄み切ったクリアな口当たりで、イージーに飲めるラガービール。そこへ更に、ニュージランド産のホップのフルーティーさを重ねた「ニュー・イージ・ラガー」。

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ミンゲルでは初となるラガービールです。

ラガービールとはそもそもなんぞや?
という話にはなりますが、エールビールとの酵母の種類の違いや、発酵の温度帯などの専門的な知識はひとまず置いておくと、シンプルにはラガーリング(長期の低温貯酒)を経たビールということになります。

つまりは通常のビールに比べると、熟成の時間を長く要したビールということになります。

長時間の熟成により、ビールはより澄み切ったクリーンな見た目となり、それに併せてクリアな口当たりになり、また酵母の香り等も削ぎ落とされるので、麦の味をダイレクトに感じられたり、繊細な種類のホップの香りや味も感じやすい、引き算の美学のようなビールだと僕は思っています。

日本の大手のビールメーカーである、キリンやアサヒ、サッポロ、エビス等々、ほとんどがラガータイプのビールを造っています。
それだけ日本人にとってもビールといえばラガータイプのものであり、とても馴染み深いものであり、また日本の大手のラガーはとても美味しいものが多いですね。(ちなみにうちはサッポロ派です。黒ラベル最高!)

という前提の中、実は小規模醸造所がラガータイプのビールを作るのはあまりメリットがないよなーという話もあります。

ただでさえ、量を一度に作れない小規模醸造が、通常よりも長い時間を要するビールを造るというのは、経営的にいえばとてもしんどいことになりますし、大手さんがラガータイプのビールを大量に醸造することで、価格がクラフトビールメーカーの半額以下で流通していることを考えると、同じタイプで張り合うのは難しいし、また基本的にシンプルなスタイルなので、分かりやすい特徴を出しづらい等々色々な難しさがありますね。。。

まあそれらを踏まえると、小規模でラガーを造る醸造所は、だいたい好きモノの人か、変わった人が多いような気もしますね😂

とは言うものの、「クラフトラガー」はやはり面白い!とミンゲルでは考えています。ちょっとした匙加減、製法の工夫により細かい世界にはなりますが、引き算の中に面白さがとても詰まっているし、やっぱりラガーはビールの王様でもあって、シンプルに美味しいですよねーと思っています。

好きなものを造らないと言う選択肢はない!とは思いますので、ミンゲルでは必ずラガーは造り続けていこうと考えています💪

さて今回の”はらいそ”ですが、散々に引き算の美学がーとか、シンプルなのがラガーとか言っておいてなんですが、通常のラガーではあまり使わないであろう、ニュージランド産のホップにフォーカスをあてたビールとなります。(初球は変化球から入るタイプなもので。。)

ドライなビールだらけのミンゲルでは、過去一で麦の甘みを残した「イージー」に飲めるラガービールに、「ニュージーランド」産のホップのフルーティーさを重ねた駄洒落みたいですが「ニュー・イージー・ラガー」というスタイルとしました。

ちなみにこのスタイルですが、名付け親は僕ではなくて、茅ヶ崎の何を飲んでも美味すぎる @passificbrewing と、ミンゲルの設備施工でも一部お世話になった @spent_grain の、尊敬するブルワー先輩たちのコラボビールのスタイル名から拝借させてただきました。(びっくりするぐらい美味しいクラフトラガーでしたね。。あれは。)

何はともあれ、世界中で愛されてきたビールの王道であり、グビグビと飲めるのがラガービールではありますので、酷暑の夏、みなさんの喉の乾きを潤したり、一日の疲れを癒す一杯となれれば幸いです!

ビール名は、言わずもがな、細野晴臣の名曲、”はらいそ” (楽園)からです。

(ミンゲルの看板犬の名前もハルオミくんなので、ハルオミ繋がりで、写真に登場してもらっています🐶)

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name : "はらいそ"
style : "New Easy Lager"
ABV : 5%

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