Awawa / アワワ

スタイル	ラガー - Lager / ラガー
ABV	4.5%
IBU	-

4.5★★★★☆

すだちをはじめ、阿波晩茶、鳴門わかめなど徳島産の副原料をベースに、燻製麦芽や自家栽培のハッカを使った Tokushimanian Lager。
ドライでキレのあるボディに副原料由来の酸味やスパイシー、ハーバルな印象が加わり、ごくごく飲めちゃう軽やかで陽気な1杯となりました。
Collaboration with CRAFTROCK BREWING
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—memo—
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暑く過酷な夏が終わったかと思えば、ぐぐっと気温も下がり、気がつけば今年もあと少し。
秋を感じる隙も無く、冬がやってきちゃいましたね。さむい！
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今回のリリースは、東京は日本橋に拠点を構えるCRAFTROCK BREWING( @craftrockbrewing )とのcollaboration Beer！
Passific Brewingからリリースされるのは、CRヘッドブルワーのりょうさん、PBアシスタントブルワー963の2人で仕込んだレシピ。
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すだちを主体とした阿波晩茶や鳴門わかめなど、徳島産の副原料をベースに、燻製麦芽や自家栽培のハッカを使った Tokushimanian Lager です。
ことの始まりは、香川県高松市で開催されたSanuki Beer Meetingまで遡ります。
イベント出店を終えたCRAFTROCKとPassific一行は、次なる目的地である、徳島は神山町、Kinosu Fruit Farm( @kinosu_fruit_farm )さんへ。
毎年秋にはKinosu Fruit Farmさんのすだちを使ったビールをリリースするのが定番になっているのですが、私は畑にお邪魔するのは初めて。Kinosu Fruit Farmさんのしーちゃん先生に畑を案内してもらいながら、神山の人々にとってのすだちとは、なんてお話を聞かせてもらったり、すだち以外の柑橘を味見させてもらったりと、とても有意義な時間を作っていただきました。(しーちゃん先生、ありがとうございました！)
これをきっかけに、せっかくならばお互いのブルワリーで神山のすだちを使ったビールを作ろう！となり、今回のコラボレーションが実現することとなったのです。そして、一緒に作るならいつも通りやっても面白くないしブルワーをシャッフルしてやろう、と…。
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以下、今回のコラボレーションについてりょうさんからいただいたコメントになります。
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”クラフトロックらしさ”をパシフィックで表現する際に、やはりライトでドリンカブル、それでいて無個性ではなく多彩なキャラクターが光るようなビールがいいと考え、ベースのビールは低アルコールで淡色、ラガーが好ましいだろうと基本線を定めました。
すだちを投入することは決まっていたものの、それだけではおもしろくないから冗談で阿波晩茶やわかめ、半田そうめん、徳島ラーメンといった徳島名物が挙がったのですが、そこでひとつのアイデアが浮かび上がります。
”乳酸菌のいる阿波晩茶を水出ししたら糖化時のPH調整に使えるんじゃないか？”
これは誰もやったことないだろうし、面白い。さらにキャラクターは突出せず、お茶の渋みなどネガティブな要素も残りづらくなるため、やる価値はありそうだ。と考えます。
そこからは一気に話が進み、どうせなら一緒にわかめとすだちの搾りかす、パシフィック農園の採れたてのハッカも入れてしまおう、ということに。
それぞれの要素やキャラクターを鑑み、ベースのビールにも複雑味を持たせようと思い立ち、スモークモルトやハーバルなホップをさらに追加します。
こうして爆誕したのが、今回の"すだちわかめ阿波晩茶ホッピーハーブスモークラガー"です。
これだけの要素を詰め込みながら、実際飲んでみると非常にドリンカブルでバランスが取れており、温度やグラスによって様々な表情を見せるような、我々らしいビールに仕上がったと思います。
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肝心の仕上がりですが、麦芽のふくよかかつクリスピーな味わいに加え、副原料それぞれのニュアンスがバランスよく感じられます。すだち果汁の軽快で明るい酸味や苦みから、とてもスッキリとした仕上がりですが、そこに阿波晩茶やホップからくるハーバルなニュアンス、燻製麦芽の柔らかい燻製香がほどよく重なり、厚みのあるジューシーな印象も。
"すだちわかめ阿波晩茶ホッピーハーブスモークラガー"と聞くと、情報過多で少し躊躇してしまうかもしれませんが、騙されたと思って1杯飲んでみてください。スッと体に染み入る感覚に、気づいたらもう1杯飲んじゃうかも？
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全国的に寒くなってきたこの頃。濃色のビールでほっこりするのも醍醐味ですが、やっぱり1杯目はシャキッとしたラガーが飲みたいよね！