のろし Lager

のろし醸造 / NOROSHI BREWERY
スタイルラガー - Munchner Helles / ミュンヒナーヘレス
ABV5.6%
IBU40.7

0.0☆☆☆☆☆

■ テイスティングノート
淡いゴールドカラー。
トップにはノーブルホップ由来のハーバルで少しスパイシーな香り。
口に含むと、軽やかなモルトの甘みの後に、輪郭のはっきりした苦味が立ち上がります。

苦味は強めながらも粗さはなく、舌の上をすっと切り取るような印象。
後味はドライで、キレがあり、次の一口を自然と誘います。

■ ブルワーズコメント
German Pilsner は、19世紀後半にチェコのピルスナー誕生の影響を受けながら、ドイツ北部で独自に発展してきたスタイルです。
下面発酵によるクリーンな酒質を土台に、ノーブルホップの苦味を明確に効かせ、「ドライで苦い」という個性を磨き上げてきました。

このビールを仕込むにあたっては、個人的に銀座七丁目でよく通っている、とある老舗のピルスナーの存在も、ひとつの基準になっています。
派手な主張はなくとも、気づけばもう一杯。
その背景にあるのは、ドイツビールが大切にしてきた Weitertrinken(飲み続けられること) という考え方だと思っています。

のろしのGerman Pilsでも「苦味の質」と「飲み続けられるバランス」を意識して設計しました。
シャープでドライ、それでいて粗さのない苦味が、静かに、しかし確実にグラスを進めていく——そんな在り方を目指しています。

とはいえ、ラガー造りに関しては、まだまだ道半ば。
仕込み、発酵管理、熟成、提供まで、突き詰める余地は常に残っています。
このGerman Pilsも、現時点でのひとつの到達点であり、同時に次へ進むための通過点。
これからも試行錯誤を重ねながら、より良い「飲み続けられるラガー」を追い求めていきたいと考えています。

のろし German Pils

■ スペック
Style:German Pilsner
Alc.:5.6%
IBU:40.7
SRM:6.4
CO₂:2.6~2.7 Vol

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ドイツ・ミュンヘンで親しまれてきた伝統的なラガースタイル、Münchener Helles を、のろし醸造なりの解釈で仕込みました。
仕込みではシングルデコクションマッシングを採用。一部のマッシュを煮沸することで、モルト由来のコクや旨みを丁寧に引き出し、穏やかで奥行きのある味わいを目指しています。

キレを重視したドライなラガーに慣れた人にとっては、
このビール自体が持つモルトの甘みに、少し違和感を覚えるかもしれません。
しかしそれこそが、ミュンヘナーヘレスの魅力でもあります。

派手なホップ香や強い苦味はなく、
麦の甘さと丸み、なめらかな口当たりをじっくり楽しむためのラガー。
「麥の酒」と書いてビールと読んでいたことに、ふと気が付ける一杯です。

【テイスティングコメント】
アロマには、焼きたてのパンや蜂蜜、穀物のやさしい香り。
口に含むと、モルトのふくよかな甘みが広がり、苦味は控えめ。
後味は重たすぎず、ゆっくりと穏やかに麦の余韻が口の中に広がります。

冷やしすぎず、少し温度が上がることで、
麦の持つ表情や奥行きがより豊かに感じられるラガーです。

【ブルワーズコメント】
日本人はマースではビールを愉しめない。これはラガーへの持論です。

一般的に日本のラガーは、食べ物と愉しむ側面が大きいかと思います。
ビアホールで提供されていた昔は大ジョッキが1マースジョッキ(1ℓ)で提供されていたらしいですが
現代に近づくにつれ大ジョッキは700㎖~800㎖と小さなものに変わっています。

自分は時にマースでビールを飲みたくなる時はありますが。それは例外としておきましょう。

食べ物の油分を洗い流すようなシャープさが重視されがちですが、
このビールは、油を押し流すキレではなく、
料理を受け止める麦の味わいがあると思います。

モルトのやさしい甘みと丸みが、
料理の余韻に寄り添い、口の中で静かに溶け合っていく。
そんな“食中酒としてのラガー”を目指しました。

派手さはありませんが、
飲み進めるほどに麦の存在がはっきりと感じられる一杯。
「麥酒」と書いてビールと読んでいたことに、
自然と気が付けるようなラガーになっていれば嬉しいです。

のろし醸造のラガーとして、
日々の食卓に静かに寄り添う存在になればと思います。

【SPEC】
Style:Münchener Helles
SRM:6.8(やや濃いめのゴールド)
Alc.:5.5%
IBU:22.5
CO₂:2.6 ~2.7Vol

ブルワリー

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