Fantail / ファンテイル

Inkhorn Brewing / インクホーン ブルーイング
スタイルIPA - Hazy IPA / ヘイジーIPA
ABV7.5%
IBU-

4.2★★★★☆

2023年5月以来となる久しぶりのFantailですが今回はアルコール度数が少し高くなってHazy Double IPAにスタイルも変更してます。
ピーチ、マンゴー、パイナップルといった甘めのフルーティな香りとフレーバーにグレープフルーツっぽい苦味も割としっかり感じられるバランス。
CitraとMosaicの2種類をメインにした構成で、口当たりと飲み口の柔らかさとホップ由来のフルーツ感を大事にしたHazyをコンセプトにしていて、重たすぎなくてドライ過ぎない、度数少し高めでもスルスル飲めちゃう仕上がりになってます。

「Fantail #3」
Style: Hazy Double IPA
Abv. : 7.5%
Grains: Extra Pilsner, Oats, Wheat
Hops: Citra, Mosaic
Other ingredients: Glucose, Lactose
Yeast: House Ale Yeast

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モルトもホップも前回のFantailから変わっていますが、飲み口や全体のアロマやフレーバーの構成はCitraとMosaicの組み合わせという事もありそう遠くない印象があります。
前回のFantailには桃のニュアンスが強く出ていましたが今回はパイナップル、マンゴー、グレープフルーツといった黄色味のあるフルーツ系。
HBC638というホップは直感的にSultanaという他の個人的に好きなホップに似てるなと使う前の状態確認で思っていましたが使ってみても出てくるパイナップルのニュアンスなども近いものがありました。

「Fantail #2」
Style:Hazy IPA
Abv. 7%
Malt: Extra Pilsner, Wheat Malt, Carapils, Flaked Oats
Mash hop(s): Cascade
Kettle hop(s): —
Whirlpool hop(s): HBC638
Hopback: Mosaic Incognito
Dry-hop(s): Citra Cryo, Nectaron, Citra
Yeast: British Ale V
2023年5月リリース

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HazyというかIPA全般を作るにあたってCitraとMosaic以上のドライホップの組み合わせを見つけるのって中々難しいなって最近改めて感じてます。
ただ、似た感じの仕上がりになりやすいのを、2つのホップの割合、モルト配合、マッシュ温度、ワールプールで使うホップ、ビタリングの強弱、水質調整、などでチューニングしていく試行錯誤も楽しいなって思います。

今回の仕上がりはフルーツジュースっぽい王道系のHazyを自分なりの解釈でアプローチしました。マンゴーや桃、オレンジのような甘いフルーツの香りから入って、よりジュース感を出すためにガス感弱めの滑らかでソフトな口当たり。最後は柑橘の皮のような苦味とオーツ麦の味がほぼ同時にくるように意識して、苦味が鋭く当たりすぎないようなバランスを目指しました。

ホットサイドにEl Dorado (Mosaicもですが、特にEl Dorado)を入れるとちょっとキャンディのような甘いニュアンスが出ると思ってて、そこにブーストをかけるために少しだけ乳糖も足してます。甘さだけが前に来てガス感が弱いとフラットな印象になってしまうため、Hazyにしては割としっかりSimcoeでビタリングもしてますが、全体の印象としてはそこまで苦いと感じないと思います。


「Fantail」
Style : Hazy IPA
ABV : 7.0%
Malt: Pilsner, Oats, Spitz Malt, Flaked barley
Kettle hop(s): Simcoe
Whirlpool hop(s): El Dorado, Mosaic
Dry-hop(s): Citra, Mosaic (Cryo)
Other infredients: Lactose, Sugar
Yeast : Verdant IPA
2022年4月リリース

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デカプリ子
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4.2★★★★☆
2年以上前

オレンジ柑橘洋梨スイカジューシー辛み苦味ギリギリ、しっかりスムースヘイジー。インクホーンのうましなニゴ。

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