W20 st. IPA / 西20丁目通IPA

スタイル	IPA - West Coast IPA / ウエストコーストIPA
ABV	6.5%
IBU	-

4.3★★★★☆

9月某日、Streetlightのタップルームにて、日本に入ってきたばかりの新しい酵母に関するブルワー向けセミナーが開催されました。
「Pomona（ポモナ）」という“果実の女神”の名を冠した酵母です。
⁡
大きな特徴は、バイオトランスフォーメーションが得意だということ。これは、発酵中に酵母がホップの香気成分と反応し、ホップだけでも酵母だけでも生み出せない新たなアロマやフレーバーを発現させる化学変化です。
ジューシーなIPAなどを醸造する手法として、昨今注目度が高まっています。
⁡
というわけで、Streetlightもさっそく女神様の力を借りてみました！
ブルワーいわく、発酵段階から香りの豊かさが圧倒的だったとのこと。タンクの底に溜まった沈殿物を取り除く作業の際は、工場全体にトロピカルなアロマが充満し、何事？と思ったほどです。
「原材料名」には表示されることのない酵母ですが、醸造における最重要な存在であることをあらためて認識しました。
⁡
芳醇なアロマ＆フレーバー、そして苦味もしっかりある、鮮烈で華やかな味わいをお楽しみいただけると思います。
⁡
さて、Streetlightの大きなテーマは、ビールを通じて街をより楽しい場にすること。
⁡
Streetlightのビールを飲んでくれる方は、街を醸す酵母のような存在だと思っています。
なかでも、まだ見ぬ街の魅力を引き出そうとするPomona的な方々との出会いが増えてきた気がします。
⁡
Streetlightのブルワリー＆タップルームが面する「西20丁目通」を軸に、楽しさのアロマがますます広がっていくことを願い、
昨年に引き続き、超ローカルな名称ではありますが、「西20丁目通IPA」をPomonaバージョンでリリースします。

-Limited Line 20-
【W 20 st. IPA】
ABV : 6.5%
Style：Pomona IPA
2024年10月リリース

---
わたしたちの1日は、選択の連続。
目覚めてから眠るまで、どれだけの岐路に立っているのでしょう。
着る服や通勤路のセレクトはもちろん、昼に何を食べるかというライトな葛藤から、仕事上のヘビーな決断まで。
ㅤ
そんなこんなで仕事を終えたら、帰りには軽くビールでも、という寄り道を選んでしまったりして。
店のドアを開ければ、そこに集いしは、幾多の選択を乗り越え、同じタイミングで同じ寄り道を選んだ見知らぬ同志たちの姿が。
Streetlightでは、そうやって訪れてくれたすべての人に寄りそう場づくり、ビールづくりを行なっていきたい。
そんな想いから、今回のビールにはブルワリー＆タップルームの
目の前を通る2本の道路の名前を付けました。
決してメジャーな道ではなく、どこにでもありそうな普通の道です（札幌に暮らす人でも、名前を知っている人は少ないはず）。
超ローカルなネーミングではありますが、きっとビールを扱う多くのお店の考え方にも通じる部分があるのではないかと思って名付けました。
というわけで今回は2種類同時リリースとなります。
一度の仕込みからできた麦汁を2本の発酵タンクに入れ、酵母とホップを使い分けることで生まれた2つのウエストコーストスタイル。
【桑園・発寒通PILS】はアイダホ7とリワカを主体に、
【西20丁目通IPA】はモトゥエカを主体にたっぷりドライホッピング。
分かれ道のようにして生まれた異なる味わいをお楽しみください。

--
【W20 st. IPA（西20丁目通IPA）】
Style：West Coast IPA
ABV：6.5%