H.O.P / ホップ (Hang Over Pils)

南会津マウンテンブルーイング / MINAMI-AIZU MOUNTAIN BREWING (MMtB)
スタイルピルスナー - Pilsner / ピルスナー
ABV5.0%
IBU-

0.0☆☆☆☆☆

友人の千本木さんが、ビール工場から徒歩10歩の畑で育てている、フレッシュホップをふんだんに使用したピルスナーの登場です!
2年目となるホップ畑ですが、猛暑や雨不足などが影響したと思われ、そこまで大きくは育たず、1品種では仕込み量に対して足りなかったので、今年は畑で採れた全量をこのビールに使いました。
メインはザーツ。残りは、ファグル、センテニアル、トライアンフと全部で4種類を組み合わせました。さまざな国にルーツを持つホップを使用した、今年の南会津の味になったのではないでしょうか。
ホップ自体は、少し小ぶりではあったものの、手で揉んでみるとしっかりと香りはありました。千本木さんは、去年からホップ栽培を開始しました。栽培を始める前は、遠野のあるGOOD HOPSにいる、ホップの博士・村上博士などにアドバイスをいただいていました。そのつながりがあり、自分たちも何度か遠野に遊びに行ったり、GOOD HOPSも何度か南会津に足を運んでくれていました。
実は、南会津では昔ホップを栽培していた歴史があり、栽培適地なのです。今年の夏は流石に暑かったですが。
ホップ農家は時代と共にタバコ農家になり、ホップ農家は居なくなってしまいましたが、こうして友人が同じ町でホップ栽培を始めてくれることは大変嬉しく、応援する気持ちと、ちゃんとうまいビールにしなきゃという思いがあります。3年目は今の畑も残しつつ、もっと広い畑で栽培を始めるとのこと。もちろん僕たちもお手伝いしながら、ホップの成長を見守りたいです。
ハーバル感に小さい蜜柑の香りを感じながら飲んでいくと、フレッシュホップ独特のみずみずしさがあり、どこか白葡萄をも思わせる香りも感じます。
苦味も控えめで、しっかりと麦の味や厚みを感じれる仕上がりになりました。
チューリップグラスではなく、ストレートやパインとグラスで飲むのがおすすめです。
わざと泡立たせて飲んでみるのもいいかもしれません。
H.O.P./ホップ または Hang Over Pils/ハングオーバーピルス
今回のビールの呼称はH.O.P./ホップ ですが、実はこれはHang Over Pils/ハングオーバーピルスを略したものです。
これは、去年のことです。栽培1年目のフレッシュホップを使ったビールの仕込みの大事でワクワクする日(このビールは幻となりました)に、とんでもない二日酔いで現れた千さん。
普段から、酒はしこたま飲むけど二日酔いになったのは見たことがありませんでした。収穫に集中してるのか、二日酔いでおとなしいのかわからない状況でしたが、みんなでこのビールの名前を相談しながら仕込みは進んでいました。そんな時に、「これじゃ二日酔いピルスですよ〜」なんていうたわいも無い会話をしてる時に思いつきました。二日酔い=Hang Over。二日酔いピルス=Hang Over Pils。頭文字はH.O.P. !なんてピッタリなんだということでこの名前です。
普段、名前決めに時間を費やす私達ですが、これは満場一致で決定。あの日の二日酔いで現れた千さんに大変感謝です。もちろんフレッシュホップにも。
ラベルを見ていると少し酔うかもしれません。実はすでに酔っているのかも?いやまだ酔っているのかも。二日酔いになるくらい飲めちゃうビール、よろしくです。
このビールは南会津産のホップが採れる限り、毎年作りたいうちの一つです。

“H.O.P./Hang Over Pils”
Style:Fresh Hop Pils
ABV:5.0%

ブルワリー

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