Two Saazer / ツーザーツァー

スタイル	ピルスナー - Pilsner / ピルスナー
ABV	5.5%
IBU	-

4.2★★★★☆

作りはシンプルに素材の良さを表現しようと試みたケラーピルスナーです。
Inkhornには濾過設備が無いので基本無濾過なのですが、ドイツではブルワリーに来たお客様に無濾過のピルスナーを提供する文化があると聞いた事があり、濁りを気にしないで素材の味そのままを味わえるラガー系を作りたいと思っていました。
香りはホップとモルトの両方の香りが合わさっていてオレンジブロッサムハニーのようなフローラルで甘味を感じさせるニュアンスがあります。
飲み口は柔らかくてボディはライトよりのミディアム。どんなシチュエーションにも飲みやすい仕上がりになりました。暑さを忘れさせてくれるザーツホップの上品な苦味が、飲み進めやすさを出してくれてます。
今回の醸造にあたり、醸造原料の輸入販売をしている株式会社BETからホップと酵母を提供していただき、普段Inkhornでも頻度が高く使われているIreks社のピルスナーもBETさんから購入させていただきました。
今回、ラガー系を作りたいと原料担当のSebastianと雑談していたところ、普段はドイツ産のザーツホップ(ドイツではザーツァーと呼ばれてます)をメインに販売しているのに加えて、今回はチェコ産のザーツホップもあるよと話がありました。
両方のザーツの苦味、フレーバー、香りを出せるように半々の量を使って仕込みました。
Inkhornにしては珍しく、ワールプールホップもドライホップも行わない代わりにマッシュホップでホップのレイヤーをもう一つ加えてあります。
半々の量を使っているのでビールからは特定するのが難しいのですが、同じ年の同じ品種のホップで、更に両方とも国境近くで似た環境で育っているホップなのに、ほんの少しのテロワールの違いで結構な違いがあるのに仕込み日に驚きました。

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「Two Saazer」
Style : Keller Pils
ABV : 5.5%
Malt: Ireks Pilsner
Mash hop: German Saazer, Czech Saaz
Kettle hop(s): German Saazer, Czech Saaz
Whirlpool hop(s): —
Dry-hop(s): —
Yeast: German Lager Yeast (WLP830)

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