PARADISE TUNE / パラダイスチューン

スタイル	IPA - New Zealand IPA / ニュージーランドIPA
ABV	6.5%
IBU	29.0

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「TUNE」シリーズ第４弾のリリースです。
私が造るDDH IPAは必ず「TUNE」というワードを付けています。その理由は、前回のDDHのレシピを踏襲したり、ブラッシュアップを重ねて、よりおいしいDDH IPAを目指そうとしているからです。一方普段使ったことないホップも使ったりと、うしとらの中では極めて異端なシリーズの1つです。ということは、今回も今まで使ったことのないホップを使ったということです。うしとらでお初にお目にかかるホップは「Nectaron」です。熟したピーチ、グアバ、トロピカルフルーツのようなキャラクターでくっきりとしたアロマ、フレーバーが印象的です。
今回「Nectaron」を使おうと思ったのには大きな理由があります。実は、昨年の12月２週間ほどお休みをもらってニュージーランド・オーストラリアのブルワリーを見学してきました。多くのブルワリーに伺いブルワーとも交流することができ刺激を受けた旅行でした。とりわけ、NZホップのクオリティは言わずもがな素晴らしく、まだ名前の付いていない試験的なホップを使えるブルワリーもあったりとワクワクが止まりませんでした。そんな中、とあるブルワリーのSingle Hop IPAシリーズで「Nectaron」のものがあり、飲んでみるとピーチ、パッションフルーツ、パイナップルのような強烈なアロマ、フレーバーを感じ、虜になってしまいました。絶対に日本に帰ったら「Nectaron」を使おうと決めこのDDH IPAを仕込んだというわけです。
今回も普段のIPAの２倍以上ホップを使いました。大盤振る舞いです。ホップ構成はNectaronをメインに据え、Riwaka, Nelson Sauvin, MosaicをDHで使用。ピーチの香りが強烈でフルーツを漬け込んだと錯覚するくらいにジューシーなアロマでした。またそれぞれのホップのキャラクターが幾多にも重なり合い複雑なアロマでミックスジュースを思わせ、皆さんはNZホップの沼にハマっていくことでしょう！もちろん今までの「TUNE」と同様キレキレに仕上げているので何杯でも飲めちゃいます！
南半球は私にとっておいしいビールが飲めたり、食べ物も気候も素晴らしく本当にパラダイスでした。また、NZは広大な自然が広がり固有の動物も数多く生息していることは皆さんもご存じかと思います。私たち人間だけでなく、動物にとっても間違いなくニュージーランドはパラダイスでしょう。そんな誰にとってもパラダイスなニュージーランドで考え付いたのだから今回は「PARADISE TUNE」です。今までの「TUNE」同様、1度飲んだら忘れられない。そんなビールになってくれたら嬉しいです。

#816 PARADISE TUNE
ビアスタイル：DDH New Zealand-Style IPA
ABV：6.5%
IBU：29
モルト： Pilsner, Ale, Caramel Pils, Oats
ホップ：Nectaron, Riwaka, Nelson Sauvin, Mosaic, Citra
イースト：San Diego Super Yeast
レシピ　大熊

ブルワリー