豪傑 超タープス編 / Goketsu - Mega Terps

京都醸造 / KYOTO BREWING CO.
スタイルIPA - Double IPA (W IPA) / ダブルIPA
ABV8.0%
IBU45.0

0.0☆☆☆☆☆

鮮やかな柑橘に樹脂のようなねっとりとした香りがクセになるパンチの効いたIPA

【味わいの特徴】
シムコー、シトラ、そしてメガタープスホップをブレンドしたこのDDH IPAは、独特の樹脂感とダンクな個性と、クリーンでキリッとしたドライな飲み口が特徴です。豪傑シリーズに共通する、ホップの持つ香り成分の力を最大限に引き出し、ド迫力のあるアロマとフレーバーを楽しめる最強の一杯に仕上がっています。

【名前の由来】
日々生み出される新種のホップは、その魅惑的な香りに取りつかれた者たちの飽くなき追求の結晶だ。深化の末に生み出されるモンスター級ホップの誕生は、今後さらに加速し、いつまでもホップファンを飽きさせることはない。

【醸造家の声】
モザイクシリーズの最終章「真行草の草」は、一層レベルを上げた特別なものになりました。
豪傑3部作の最後に紹介するのは、Mega Terpsを使ったDDH IPAです。「Terps(タープス)」はホップの品種ではなく、テルペンを指します。テルペンは植物由来のアロマ化合物で、植物が放つ香りの元となるものです。このテルペンが生む”ダンク”なキャラクターは、なかなかパンチの効いたユニークなフレーバーで、樹液の香りに、熟した甘いフルーツやハチミツのようなニュアンスが混ざり合ったものと表現されたりします。

このダンクのキャラクターは、主にウェストコーストIPAで使用されるホップブレンドによって生み出されます。今回のビールでは、この特徴をビビッドに強調するために、NZホップの香り成分チオールを強化したホップブレンド、Mega Terpsに、さらにテルペン含有量の多いとされているアマリロ・シムコー・シトラを合わせました。これにより、グレープフルーツのような鮮やかな柑橘系に樹脂や松脂のようなねっとりとした香り、そして爽やかなレモングラスのようなフレーバーとアロマがビールに与えられるようになりました。

さらにややしっかりめの苦味を持たせ、小麦モルトとウィーンモルトを少量加えることでほのかな色味とボディ感を与えましたが、キレのある飲みやすい飲み口に設計にしました。スタイルとしては、ウェストコーストIPAに近い作り方ですが、バイオトランスフォーメーションという酵母とホップを相互反応させる特殊な技法を用い、香り成分であるチオール化合物が最大限に引き出されるだけでなく、少しヘイジーな見た目に持って行きました。

IPAの中でも少しパンチの効いた、強い樹脂感とダンクなキャラクターを持つものが個人的に好きなのですが、国内ではそのようなビールをあまり見かけることがありませんでした。そこで造ったこの豪傑はとても気に入っていて、皆さんにもクセになるダンクなIPAを楽しんでもらえたら嬉しいです。

スタイル
DDH WIPA
シリーズ
KBC2.0
ABV
8.0%
IBU
45
ガスボリューム
2.65
モルト
golden promise, vienna, Wheat
ホップ
Mega Terps, Citra, Simcoe, Amarillo
酵母
Thiol Libre
副原料
オーツ麦フレーク、糖類
品目
ビール

ブルワリー

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