Dilly / ディリー

PASSIFIC BREWING / パシフィックブルーイング
スタイルポーター - Porter / ポーター
ABV5.0%
IBU-

0.0☆☆☆☆☆

自家栽培のハーブをたっぷり漬け込んだポーター。
焙煎麦芽由来のビターチョコレートやココアなどの味わいやふくよかな甘みに加えハーブ由来の清涼感がほんのりと感じられる、夏でもすっきりと飲めちゃうような一杯となりました。


—memo—
アシスタントブルワー963のレシピ3弾目、そしてハーブシリーズ4弾目となるDilly。
麦芽由来の甘みや味わいのふくよかさもありつつ後味はすっきりとキレのよいポーターに、自家栽培のハッカ、タイム、ローズマリー、ディルシードをたっぷりと漬け込みました。

2025年もすでに8ヶ月が経過しておりますが、今年の4月をもって私たちも畑2年生へと進級しました。2年生になったからといって何が変わるわけでもないですが、地道に作業を続けていられることがとても幸せなことだと日々感じます。
畑を始めて2度目の夏を迎えて改めて思うことですが、夏の畑作業はシンプルにつらい!
かんかん照りの直射日光や湿度のある地域特有のムシッとした暑さが猛威を振るっています。夕方にはこれまた大量の蚊が襲いかかってくるので、夏の畑に“作業しやすい時間“なんてきっとないのでしょう。
人間にはこの上なく過酷な環境ですが、畑は大最盛期。冬の間じっくりと寒さに耐えておやすみしていたハーブたちも元気を取り戻し、眩しいほどの緑で畑を盛り上げてくれています。(雑草も元気いっぱい!)
元気に育ってくれているハーブたちを見ると、少しでもよい環境をつくってあげたいなと感じるのでした。
まだまだやれることはいっぱい、地道に整備を続けていきますよ!

さて、今回リリースとなるDillyに使ったハーブは全部で4種類ですが、実にその9割ほどがハッカです。
他のハーブは味わいの底上げのために煮沸の後半でひとつまみほど入れました。g数で見ればおまじない程度の量ですが、しっかりとフレーバーの底上げをしてくれています。
今回はハーブの甘やかな香りを全面に出すというよりかは、ハッカやタイムなどの清涼感をメインに出したかったので摘みたてフレッシュのものを発酵後期にたっぷり投入し、メントールなどハーブのもつ香気成分が揮発しないよう低温でじっくり1週間漬け込みました。
仕上がりですが、焙煎麦芽由来のビターな印象もさることながらハーブ由来の甘みや清涼感などのニュアンスが程よく感じられるような印象です。ベースのポーター自体はドライに仕上がるような構成にしていますので抜けは非常にクリーンでありつつ、スムースな口当たりや麦芽由来の甘み、ハーブの香りがほんのり余韻として残るので満足感もしっかり感じられます。さながらアイスココアのような飲み口で、夏でもさっぱり飲めちゃう、そんな1杯になったかと思います。
しっかり冷やしてぱちっとガスを効かせて飲むと清涼感をしっかり感じられますし、荒めに注いで少しガスを抜いて飲むとモルトのふくよかさやハーブの甘やかな香りを楽しんでいただけるかと思いますので、お好みの飲み方を探してみてくださいね。

夏ですし、キャンプや花火なんかとも相性良さそう。縁側やベランダ、ウッドデッキなんかでまったり飲むのも気持ち良いかと思います。夏の思い出に、ぷしゅっと1杯!やっちゃってください。

陽が落ちても暑い日がまだまだ続きます。
室内にいても熱中症になる世の中ですので、飲んだビールと同じかそれ以上、お水もしっかり飲むように。
みなさまお身体にはお気をつけくださいませ。

【Dilly】
Style:Porter with Herb
ABV:5.0%

ブルワリー

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