
epitta / エピッタ
忽布古丹醸造 / HOP KOTAN BREWING (ホップコタン)スタイル | IPA - IPA (Indian Pale Ale) / アイピーエー |
ABV | 7.0% |
IBU | 60.0 |
忽布古丹醸造の定番シリーズ「HOP KOTAN ORIGINALS」は、上富良野産ホップ100%で醸す、私たちのアイデンティティを象徴するビールです。
そのコンセプトに新たな挑戦を加えたのが、限定醸造シリーズ「HOP KOTAN ORIGINALS+(plus)」。北海道に縁ある“道産子”原材料にスポットを当てる特別なラインです。
その中でも、年に一度だけ仕込む「epitta(エピッタ)」は今年で5回目。
「epitta」とはアイヌ語で「すべて」「全部」を意味し、北海道産原料100%で仕込む“純国産”のアメリカンIPAです。
以前は上富良野産カスケードホップと中標津産大麦モルトで仕込んできましたが、昨年からは上富良野産ソラチエースを主役に据え、カスケードをブレンド。モルトは変わらず中標津産を使用しています。
その結果、epittaはコンセプトはそのままに、大きく生まれ変わりました。
ソラチエース由来の松のようなパイニー感やレモングラスのようなアロマに、カスケード特有のライムのような爽快さが重なり合う。さらに、中標津産モルトのクリスピーでクリーンな味わいが全体を下支えし、ホップの個性を一層引き立てます。モルトの風味を感じながらも軽快で飲み疲れせず、何杯でも楽しみたくなるフレッシュなIPAに仕上がりました。
忽布古丹醸造の歴史に刻まれる、上富良野産ソラチエースを使った特別な一杯。
「epitta -Sorachi Ace IPA-」―国内初、北海道産原料100%のIPAをぜひお楽しみください。
【ソラチエースについて】
忽布古丹醸造がブルワリーを構える北海道・上富良野町には、サッポロビール㈱の北海道原料研究センターがあります。ここで生まれた数々のホップの中に、1984年に品種登録された「ソラチエース」があります。
ソラチエースは国内ではほとんど注目されないままアメリカへ渡り、そこでその個性が開花。今では世界中のブルワーに愛される“伝説のホップ”として名を馳せています。
その名前の由来は、私たちの町「北海道空知郡上富良野町」。ブルワリーと同じ地名が刻まれたホップということもあり、私たちはソラチエースに強い親近感を覚えています。
松や杉、檜を思わせるウッディーな香りに、レモングラスのような爽やかな香り――。他のホップにはない唯一無二の個性を持ち、忽布古丹醸造が心から愛してやまないホップのひとつです。
ただしソラチエースは、現在アメリカで広く栽培されているものの、上富良野で生まれ育ったホップをこの地で醸すことは長い間叶わず、私たちにとって“近くて遠い存在”でした。
そんな夢を、サッポロビール㈱様のご協力によってついに実現できるようになったのです。昨年から上富良野産ソラチエースを用いたビール造りが可能となり、忽布古丹醸造にとって大きな節目となりました。
上富良野で生まれ、上富良野で育ったソラチエース。
そして、その地で醸す忽布古丹醸造のIPAからは、きっと上富良野の大地と空気を感じていただけることでしょう。
【epitta(エピッタ) -Sorachi Ace IPA-】
style:American IPA
原材料:麦芽(北海道製造)、ホップ(上富良野町産)
ABV:7.0 IBU:60
区分:ビール
---
忽布古丹醸造は上富良野産ホップでビールを醸すため、同町に誕生したブルワリーです。醸造開始は2018年、定番商品の「HOP KOTAN ORIGINALS」をはじめ、多種多様なクラフトビールの醸造を展開しています。HOP KOTAN ORIGINALSは3種あり(upopo、nonno、haskap)、その全てが「通年」で上富良野産ホップを「100%」使用したビールです。地元産ホップ100%で定番ビールを醸造するブルワリーは、国内では忽布古丹醸造だけです。
現在使用している上富良野産ホップはアメリカ品種の「カスケード」がメインですが、「地のホップで醸す」をテーマにする忽布古丹醸造にとって、今後より多様なビールを地元産ホップで醸すためには、その品種を増やすことが大きな課題でもあります。
忽布古丹醸造がブルワリーを構える上富良野町には、サッポロビール㈱の北海道原料研究センターがあります。この原料研究センターで誕生したホップの中に、1984年に品種登録された「ソラチエース」があります。このホップは国内で日の目を見ることなくアメリカに渡り、その後その個性が開花し、今では世界が認めた伝説のホップとなっています。
ソラチエースの名前の由来は、ここ上富良野町の地名(北海道空知郡上富良野町)からきており、私たちのブルワリーの地名がついたホップということもあり、一方的に親近感を覚えるホップでもあります。また、ソラチエースは、松、杉、檜のようなウッディーな香り、レモングラスのような香りが特徴的で、他のホップにはない唯一無二の個性を持ったホップです。忽布古丹醸造が大好きなホップの一つでもあります。
ソラチエースはアメリカでも栽培されていますが、「地のホップで醸す」忽布古丹醸造としては、上富良野町で生まれ、上富良野町で育ったソラチエースでビールをつくりたい!という強い想いを創業時より抱いていました。しかしその実現は難しく、ソラチエースは私たちにとって近くて遠い存在となっています。
しかしこの度、サッポロビール㈱の契約ホップ生産者が育てた、上富良野産ソラチエースを使用してビールをつくる機会をいただきました。これは忽布古丹醸造の夢の一つが叶う、とてもメモリアルでエキサイティングな出来事です。
長い間待ち望んだこの貴重な機会に、どのようなビールをつくろうか?
思いのほかスムーズにアイディアが思い浮かびます。もしかしたら、いつかこの日が来ると信じ、自然とイメージができていたのかもしれません。
今回、上富良野産ソラチエースでつくったビールは、
【epitta (エピッタ)2024 -Sorachi Ace IPA-】
Style:American IPA
ABV:7.0%
IBU:60
上富良野産ホップ100%というコンセプトである、忽布古丹醸造の定番シリーズHOP KOTAN ORIGINALSに新たな試みをプラスした、「HOP KOTAN ORIGINALS+(plus)」からのリリースになります。北海道に縁やゆかりのある「道産子」の原材料にスポットを当てた限定醸造シリーズです。
epittaは2021年より年に一度つくっていて、今年で4回目の醸造となります。
epittaとは、「すべて、全部」を意味するアイヌの言葉で、このビールは北海道産の原材料100%で醸造しています。ビアスタイルはアメリカンIPA。「純国産」のIPAということになります。
昨年までは上富良野産ホップ「カスケード」と中標津産の大麦モルトを使用してきましたが、今年は上富良野産ソラチエースを主軸にカスケードをブレンド、大麦モルトは同じく中標津産を使用しています。ソラチエースの個性的なキャラクターにより、今年のepittaはコンセプトはそのままに大きく生まれ変わりました。松のようなパイニーな風味やレモングラスに似た香り、そこに上富良野産カスケードの特徴であるライムのような爽やかさが心地よく広がります。また中標津産のクリスピーでクリーンなモルトのキャラクターと、上富良野産ホップの相性も良く、モルトの風味を感じながらもライトで飲み疲れしない、何杯でも飲みたくなるフレッシュなアメリカンIPAに仕上がりました。
忽布古丹醸造の歴史に残るであろう、上富良野産ソラチエースを使用した
epitta (エピッタ)2024 -Sorachi Ace IPA-
国内初の北海道産原料100%のIPAをぜひお楽しみください!
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大手ビールメーカー、小規模クラフトブルワリー問わず、日本のビールシーンに数多ある銘柄のほとんど全てが海外産の原材料に依存しています。
今までは、それで良かったかもしれません。これからはどうでしょう。現在日本のブルワリーが直面しているのは原材料の価格高騰です。「What if」もしも、海外からの供給がストップしたら、ストップしないとしても今までの価格の10倍になってしまったら日本のブルワリー、そしてビールシーンはどうなってしまうのでしょうか。
実際に、忽布古丹醸造が創業した4年前から麦芽の価格はおよそ2倍になっています。
なぜ国産の原材料が普及しないのでしょうか。一因として考えられるのは、麦芽であれば大麦から麦芽への加工、ホップであればペレットへの加工は容易に始められるものではなく、大規模な生産、高額な設備投資、専門的な知識とノウハウを必要とします。それが高い参入障壁となっているのかもしれません。
私たちはローカルに根差したブルワリーでありたいと考える一方で、主要原材料である「麦芽」のほとんどを海外産に依存していることへの後ろめたさや危機感のようなものを感じています。
小さな一歩かもしれませんが、昨年から「純国産」の原材料にこだわり、中標津産モルトと上富良野産ホップのみで醸造した【epitta-エピッタ-(アイヌ語で「すべて、全部」を意味する)】という名前のIPAを誕生させました。純国産のIPAは私たちが知りうる限りでは日本で初めての銘柄です。
今年はその2022 ver.のリリースです。
海外産の原材料と比べると、特に価格や品質の部分でいくつもの課題を抱えていますが、今まで誰もやってこなかったことに挑戦することへのロマンを感じています。
昨年の仕込みから得られた情報や課題に対して、試してみたいリベンジや、オプションを1年間かけて温めてきました。まだまだ課題の残るチャレンジですが、やれる限りのことを試したと思います。
具体的には、昨年よりも麦芽とホップの雑味を抑えることができたのではないでしょうか。どんな原材料であっても、その特性を理解し、美味しいビールを作るのが我々の使命です。
今年もスパイシーなエッジ、豊かな穀物感、オレンジキュラソーのような柑橘感がTerroir(テロワール:意味「風土、土地の個性」)のごとく主張しています。
多くの課題が残るビールの国産原料ですが、私たちがその価値をさらに高めていくことに努め、サプライヤーと持続的な関係性を築き、地域の産業を守り、顔の知っている仲間から授かった愛着のある原材料でビールを醸す喜びを噛み締め続けていきたいと考えています。
それこそが本当の意味での「地ビール」であり、「クラフト」であり、地域に根差したビールづくりだと考えます。
このビールを通して、「日本では、大麦もホップも育つのにどうして」という疑問をもっと多くの人が持ち、国産原材料の普及に繋がっていくことを願っています。
つまり、epittaが唯一無二の純国産IPAではなくなることをむしろ願うばかりです。
epitta -エピッタ- 2023, 2022
Style:AKIRA STYLE IPA
原材料:麦芽(中標津町)、ホップ(上富良野町)
ABV:6.0% IBU:65
区分:ビール
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忽布古丹醸造のFREEDOMSでもない、ORIGINALSでもない、でもORIGINALSにも近い新しいブランド「ORIGINALS +(プラス)」の第一弾は国内初の国産原料オンリーのIPA。
「ORIGINALS +(プラス)」では今後、縁やゆかりのある道産子の原材料にスポットを当てて、私たち自身が愛着を持ち、お客様にも毎年その季節を待ち遠しく思って頂けるようなシーゾナルビールを作っていく計画です。
さて、第一弾の【epitta-エピッタ-】は一番目を飾るのにふさわしい「道産子」なIPAです。中標津産の大麦と上富良野産ホップを使って、ありそうでなかった道産子な、そして純国産のIPA製造に挑みました。故に、名前はアイヌ語で「すべて、全部」を意味する「epitta」という名前を冠しました。
中標津産大麦を使ったモルトはこれまでも【道産子SMaSH】という銘柄で使ってきましたが、これまでになくモルトの主張が強く、グレイニーで、スパイシーな印象を持ちました。一方、2020年産の上富良野産カスケードホップは創業以来、過去最高の品質とスペックで、シングルホップでも充分にビールを面白くしてくれる頼もしい存在になりました。今回はその2つの強い個性が忽布古丹醸造で衝突しました。
日本のビールは大手も小規模も、原材料の調達のほとんどを海外からの輸入に頼っているというのが現状です。特に価格や生産量の面で、多くの課題が残る国産原料ですが、このままでは日本からホップや大麦、そしてそれを加工する産業が静かに失われていきます。
海外から仕入れられる海外産の原材料の品質について疑いの余地はありません。しかしながら、もし叶うのであればそれは顔の知っている地域の生産者から仕入れて、自分自身の目で見た畑から獲れたものを使って、スペシャリティで愛着のある原材料で、オリジナリティ溢れるものを醸したいというのが私たちの夢なのです。
epitta
AKIRA STYLE IPA
ABV: 6.0
IBU: 70
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ブルワリー 忽布古丹醸造 / HOP KOTAN BREWING (ホップコタン)
北海道空知郡上富良野町西8線北33号
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