Strange The Wise / ストレンジ ザ ワイズ

Inkhorn Brewing / インクホーン ブルーイング
スタイルスタウト - Imperial Stout / インペリアルスタウト
ABV10.0%
IBU-

4.0★★★★☆

このビールはInkhorn BrewingのTasting Roomオープン日が、2024年末に亡くなってしまうまで一緒に生活していたStrangeという名前の文鳥の誕生日と同じぐらいの時期だったという事でStrangeの誕生日祝い的に2024年から作り始めました。
バニラが上品に香るインペリアルスタウトで、温度が上がってくると香りからもしっかりとバニラを感じられますが、飲み込んでから上がってくるフレーバー部分に上品にバニラが感じられる仕上がりです。バニラエキストラクトやバニラエッセンスを使わない事で意図的にStrangeという文鳥の気品のある性格や佇まいを表現する試みでした。

今年は10歳の誕生日という事でアルコール度数10%のスタウトを仕込みましが(昨年のStrange the Wiseは9歳を祝うために9%でした)、仕込んでから数日して体調が急変して一緒に祝えなくなってしまい出来上がったビールを飲んでまた寂しくなってしまってますが、ビールの出来は愛鳥の名に恥じないものになっています。
仕込み日に大変なレシピを仕込んでくれたブルワーのHayatoと、その日にたまたま手伝いに来てくれていた銚子ビールの村山さんには本当に感謝してます。

コーヒーやチョコレートのようなロースト感や濃い色味の麦芽特有の苦味と、マリスオッターというイギリス産モルトの深みのある甘さやモルト感、エタノール特有の甘いニュアンスとバニラの甘さに通じる香りとフレーバーがバランス良く出ていてリッチなインペリアルスタウトに仕上がっています。

「Strange the wise 2025」
Style: Imperial Stout with Mexican Vanilla
Abv. : 10.0%
Grains: Maris Otter, Mela Red Alder, Chocolate Malt, Carafa Special III
Hops: Mosaic
Others: Mexican Vanilla
Yeast: WLP001

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メキシカンバニラを入れたアルコール度数高めのスタウトですが、バニラの香りが他を圧倒しすぎないように醸造工程で複数回にわけて少量を使いました。
信玄餅と杏仁豆腐の中間のような、黒蜜、きな粉、アーモンド、バニラといった流れで飲み進み最後はオーツ由来の柔らかさがあるためImperial Oatmeal Stoutと言っても良いような仕上がりになってます。
オーツのニュアンスを濃く出すためにオーツ多めのモルト構成でダブルマッシュをして長時間煮沸をしての仕込みとなり、思い出深い仕込み日となりました…。
私(Shun)のプライベートな話になってしまいますが、一緒に住んでいる文鳥の2羽のうち、2番目に家に迎え入れた文鳥の名前がStrangeで、とても頭が良い文鳥であるため今回のビール名になりました。
偶然にも1月末が誕生日のStrangeとTasting Roomのオープン日が重なったためリリースも同時期になりました。Strangeの9歳の誕生日を記念してのビールなのでImperialというには度数が低めかもしれませんがアルコール度数も9%で調整しました。

「Strange The Wise」
Style: Imperial Stout with Mexican Vanilla
Abv. 9.0%
Malt: Maris Otter, Oat Malt, Carafa Special III, Black Malt, Chocolate Malt
Hops: Simcoe, Chinook, Citra
Other ingredients: Mexican Vanilla, Sugar
Yeast: Nova Lager

最新のレビュー

シゲ
大橋電気

4.0★★★★☆
18日前

とろっとした甘みと香ばしいチョコ、コーヒー感、しっかりバニラの香りもします。

ブルワリー

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