#022 Framboise Shadows / フランボワーズ シャドーズ (KADOLABO)

伊勢角屋麦酒 / ISE KADOYA BREWERY
スタイルその他エール - Wild Ale / ワイルドエール
ABV8.5%
IBU-

0.0☆☆☆☆☆

諸言
KADOLABO 022 Framboise Shadowsはフランボワーズを使用した濃色のワイルドエールである。KADOLABO 021 Cherish Heartに続き、神久工場のバレルハウスで熟成している原酒をブレンディングし、フルーツと共に瓶内二次発酵させることで仕上げた。
前作021 Cherish Heartとは趣向を変えて、マイルドな奥行きのある味わいを志向してブレンディングを行った。フランボワーズチョコレートケーキのような味わいをイメージしている。ベルジャンダークストロングエールのチョコレートやモラセスのような厚みのある甘みとフランボワーズの酸味を組み合わせている。
この2連続のワイルドエールのリリースは貯蔵している原酒の使用方法を模索することを目的に設定した。現在、神久工場ではセゾンとベルジャンダークストロングエールの2種類のベースビールを樽ごとに異なる菌叢とともに貯蔵している。貯蔵期間は1年前後となり、微生物叢由来のキャラクターが発達してきた。単体ではそれぞれ個性があり、興味深い。しかし、最終製品がどのようになるのか。複数の樽をブレンディングし、瓶詰し、瓶内二次発酵させ、そしてコンディションして仕上げた際にどうなるのか。個性的な樽たちをどのように取り扱うべきなのか。その経験値を得るべく、いつも以上に小規模な量 - 約20Lのバッチで製造を行った。(※そのためイベントでのBy the Glass提供のみとなる。)
原酒の詳しい説明は、noteに投稿したKADOLABOコラム「バレルサワー」「ワイルドエールのブレンディング」に記載している。そちらを参照されたい。

方法
9ヶ月熟成のセゾン1樽、12ヶ月熟成のベルジャンダークストロングエール2樽をブレンドし、フランボワーズを約5%添加して、ボトリングを行った。
45日間冷暗環境下で保管し、ボトルコンディションした。

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#022 Framboise Shadows

スタイル
Wild Ale with Framboise

モルト:Extra Pale Ale, 2row, Wheat Malt, Munich, Crystal, Black
ホップ:Aged Styrian Goldings, Aged Willamette, Mt. Hood
酵母:Kadoya1, BOKE, House-cultured bacterial/yeast flora
副原料:Raw sugar, Coriander, Framboise
ABV: 8.5%

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