Baby Raptor / ベイビー ラプター

Inkhorn Brewing / インクホーン ブルーイング
スタイルIPA - Hazy IPA / ヘイジーIPA
ABV7.0%
IBU-

3.9★★★☆☆

缶詰の桃やピーチネクターのような香りが特徴的な仕上がり。口に含んだ時には柔らかさがありつつも甘さはほとんど残さないで、フルーティなニュアンスを苦味と一緒に楽しめます。
メインのホップがHBC1019という、名前がまだついてない試験品種ホップですが、ちょうど一年前ぐらいにリリースしたBaby Raptor (Baby Raptor #3と#4)にも使っていて今回はこのホップにより焦点を当てた構成になっています。
HBC1019はかなり特徴的なホップでピーチやココナッツに似たニュアンスを感じやすく、Sabroという別の特徴的なホップと一瞬間違えてしまいそうになるのですがSabroと比べると樹脂感いうかウッディな感じとココナッツ感少し少なめにしてピーチ感強めって感じのホップなので来年あたりそろそろ名前つきそうかなって勝手に思ってます。
今回Sabroはピーチ感をブーストするために煮沸終わりにIncognitoという濃縮オイルホップ形式で少量入れただけなのでSabroっぽいニュアンスのほとんどはHBC1019から来てるはず。Sabroは知ってるけどHBC1019はまだあんまりよくわからないって方は特にその辺気にして飲んでもらえると別の楽しみ方もできるのかなと。

「Baby Raptor 2024 #2」
Style: Hazy IPA
Abv. : 7%
Grains: Extra Pils, Oats, Wheat
Hops: HBC1019, Sabro, Citra, Peacharine
Yeast: House Ale Yeast
Other Ingredients: Lactose, Cane Sugar

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マンゴー、グレープフルーツ、ミント、八朔などを思わせるアロマとフレーバー。
見た目はOpaque(オペーク)とも言えるグラスの向こう側が見えない濁り具合で口当たりは柔らかく滑らかな仕上がりになりました。
乳糖は本当に少量しか入れていないのでそこまで味に影響を与えていませんが、最後のボディ感として残るイメージで入れたのがビールの全体的な印象に良い影響を与えているように思います。

「Baby Raptor 2024」
Style:Hazy IPA
Abv. : 7.5%
Grains: Extra Pils, Wheat Malt, Flaked Oats, Flaked Wheat
Hops: HBC 586, Citra
Other ingredients: Sugar, Lactose
Yeast: WLP066
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最近続けてBaby Raptorを仕込んでいますが、試してみたい事は結構試せたので一旦チューニングをやめてモルトの配合はこの辺で落ち着かせようかなというところまできました。
仕込み方法を少し変えてみたところウィートとオーツを増やせる事が分かったので同じコンセプトの液種で色々と試したいという製造側のわがままでBaby Raptorが鳥たちを食べ尽くす勢いで出てきちゃいました。
今回のホップは最近までと変わってCitraとNectaronの2種類のみ。
黄桃、マンゴー、パイナップルといった甘いフルーツを想起させるアロマとフレーバーにグレープフルーツの様な苦味を伴った柑橘感といった流れ。
口当たりは柔らかく、ボディにはウィートとオーツ由来のトロミを感じつつ少し甘めのテイストに仕上げてありますが喉に引っかかるほどのトロさではありません。
甘さはホップ由来のフルーツ感と乳糖の組み合わせによるものですがそんなにくどい甘さにはなってはいかなって思ってますし、Babyって名前に入ってるから乳糖多くても違和感ないかなって考えもよぎりつつ乳糖入れてました。

「Baby Raptor #6」
Style: Hazy IPA
Abv. 7.5%
Malt: Extra Pilsner, Wheat Malt, Flaked Oats
Hops: Citra, Citra Incognito, Citra Cryo, Nectaron
Other ingredients: Maltose, Lactose, Cane Sugar
Yeast: WLP066 (London Fog)

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コンセプトとしてダンクさがあり、ピーチ、マンゴー、グレープフルーツを想起させるアロマとフレーバーをミディアムボディのHazyにのせるビールをBaby Raptorとして醸造しています。
季節感によってミディアムボディという印象が変わり、うちの醸造規模だと手に入る原料(特にホップ)が時期によって変わってくる事も多く、バッチ毎にホップも変更しているため今回のバッチは#3、#4とかなり印象が変わります。
前回、前々回はHBC1019というまだ名前がついていない試験品種ホップからバニラやココナッツといった甘いニュアンスとピーチ感を出す構成となっていて、今回のバッチからは最初にBaby Raptorを作るきっかけとなったNectaronがまた使えるようになったため、Nectaron Cryoからピーチ感とダンク感を、Citraからマンゴーやグレープフルーツさを、他のホップはその2種類のキャラクターをサポートする役割といった考えで入れています。
甘いニュアンスは乳糖に頼る構成になっているため最初の一口から乳糖由来の甘さとホップのフルーティさが出ていて苦味は抑えめ。
ここ2ヶ月でBaby Raptorのバッチ違いを複数作っていますがこの液種のチューニングをしているところで、徐々にウィートとオーツの割合を増やしていってる段階のうちの一バッチと見てもらえたら幸いです。
今回はオーツ多め、乳糖多めの、どちらかといえばOat Cream IPAの発想に近いジューシーというかもはやジュースみたいな仕上がりで知らない間に飲めちゃいます。

「Baby Raptor #5」
Style: Hazy IPA
Abv. 7.5%
Malt: Extra Pilsner, Wheat Malt, Flaked Oats
Hops: Citra, Nectaron Cryo, Citra Incognito, Mosaic Incognito, Mosaic Cryo, HBC638, Strata CGX, Motueka CGX
Other ingredients: Maltose, Lactose, Cane Sugar
Yeast: WLP066 (London Fog)

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ピーチ、パイナップル、グレープフルーツ、ココナッツなどを想起させるフルーティさに草っぽいダンクなアロマとフレーバーが合わさった仕上がり。
最近Baby Raptorのウィートやオーツの量を調整していて少しずつ増やしていっているため口当たりは柔らかめですが、ボディはもったりすることなく甘さはそこまで感じさせない仕上がりになってます。
Baby Raptor #3に入ってたMosaic CryoがNectaron Cryoになっていたり、そことのバランスを考えてNelsonが入っていなかったりしていますが全体の印象はそう大きく変わっていない所に落ち着かせられたように思ってます。

Name: Baby Raptor #4 (読み方: ベイビーラプター)
Style: Hazy IPA
Abv. 7.5%
Malt: Extra Pilsner, Flaked Wheat, Flaked Oats, Wheat Malt
Hops: HBC 1019, Nectaron Cryo, Citra Cryo, Citra Incognito, Strata CGX, Mosaic
Other ingredients: Cane Sugar
Yeast: WLP066

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Baby Raptorの前回、前々回はHBC586とNectaronの2種類がメインのドライホップで、そこにCitraをメインに煮沸やワールプールで使って乳糖を入れてHazy IPAらしく仕上げていましたが、今回はホップブレンドを変更する事によって乳糖を入れなくてもHazyに時として必要な甘いニュアンスを持たせられないかという部分に挑戦しました。
使った酵母も前回、前々回はオメガイースト社のBritish Ale V系の酵母から今回はWhite Labs社のWLP066が新しく乾燥酵母になったものを使用しました。
かなり変更点が多いのに商品名同じであることに違和感を覚えてしまうかもしれませんが、RaptorシリーズはInkhorn Brewingなりの現時点でのHazyらしいHazyというのがコンセプトにあるのでその辺では今回の仕上がりにもブレはないと思ってます。
草っぽいダンクなアロマに桃、グレープフルーツ、パイナップルといったフルーティなアロマ。口当たりはシルキーだけどもったりした感じはなく、最後はちょっとした甘いニュアンスと苦味が全体のバランスを整えてくれています。
酵母を変更した事によって少しダンクな感じが抑えられていたため同じNZ産でもよりダンクなHop Revolutions社のNelson SauvinがNZ HOPS社からのNectaronを違和感なく補ってくれているように思います。

「Baby Raptor #3」
Style: Hazy IPA
Abv. 7.5%
Malt: Extra Pilsner, Pilsner, Flaked Wheat, Flaked Oats
Hops: HBC1019, Citra, Citra Cryo, Citra Incognito, Mosaic, Mosaic Incognito, Strata CGX, Nelson Sauvin
Other ingredients: Maltose, Cane Sugar
Yeast: WLP066 (Dry)
2023年10月リリース

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前回リリースした際に反響が大きかったため微調整を加えてのバッチ#2の醸造となりました。
加糖する量を減らしてモルトの量を少し増やしたため色味が若干濃くなり、苦味を少し前回よりも多く加えたため多くしたモルトが良いバランスを取ってくれています。
ドライホップは相変わらずHBC586とNectaronの2種類の組み合わせ。
甘い桃っぽいニュアンスをアロマにもフレーバーにも出してくれて、HBC586に関しては名前がつく前から定番や準定番ビールに多く使ってしまっているので名前が付くのが待ち遠しいホップとなっています(名前がつけばもう少し安定して生産量が期待できるため)。
Raptorシリーズに共通して作ろうとしているHazyらしさが今回のバッチにもあるので楽しんでいただけたらと思ってます。

#2
Style : Hazy IPA
ABV : 7.5%
Malt: Extra Pale Ale Malt, Oat Malt, Wheat Malt, Dextrin Malt
Mash hop(s): —
Kettle hop(s): Citra
Whirlpool hop(s): Mosaic Cryo
Hopback: Citra Incognito
Dry-hop(s): HBC 586, Nectaron
Other ingredients: Sugar, Lactose
Yeast: English V
2023/2/14リリース

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桃、グレープフルーツ、マンゴーのような香りに柑橘の葉を擦った時に出るような柑橘香が混ざった緑っぽいニュアンスから入り、苦味とガス感抑え目の柔らかい口当たりにスッキリとした残りすぎない後口。
ジュースみたいなフルーティで甘めのニュアンスもあるためスルスルと飲めてしまいます。
恐竜の赤ちゃんみたいに見た目は可愛くても近づきすぎると少し危険!でもなんか飲んじゃうって感じをイメージして作りました。
ホップはNZ産のNectaronやまだ名前の付いていないホップ(にしては今の時点でかなり有名な?)HBC586など新しい品種を使っていますが、自分の中ではHazyらしいHazyに仕上がったのかなって思ってます。
以前リリースしたDanger Raptor同様、RaptorシリーズはHazy好きにささるものを目標としているので、コラボや店舗様の周年ビール以外では2022年7月ぶりとなるInkhornオリジナルのHazyを楽しんでもらたらと願ってます。

#1
Style : Hazy IPA
ABV : 7.5%
Malt: Extra Pale Ale, Wheat Malt, Oat Malt, Dextrin Malt
Mash hop(s): —
Kettle hop(s): —
Whirlpool hop(s): Citra Incognito
Dry-hop(s): Citra Cryo, Nectaron, HBC586
Other ingredients: Sugar, Lactose
2022/12/13リリース

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Danger Raptor / デンジャーラプター
https://my-beers.com/beers/5849

最新のレビュー

sculpin

3.8★★★☆☆
2ヶ月前

最近の推し活、
柑橘系の皮の渋みとフルーティーさを味わい。
ジューシーながらスッキリし飲みやすい。

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3.2★★★☆☆
9ヶ月前

お勧めされて買ってきたけど、相性が良くないのか、ボケた印象。。。

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桃トロピカルなジューシー、乳糖な甘みもそこそこ、濃いめのニゴりでボディもしっかりめ。インクホーンなヘイジー。

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