KUNPU - 薫風

KYOTO NUDE BREWERY / キョートヌードブルワリー
スタイルIPA - IPA (Indian Pale Ale) / アイピーエー
ABV6.0%
IBU30.0

0.0☆☆☆☆☆

度数の低いビールばかり作っていて
定番のIPAがないNUDE BEERです。
そんな中で比較的多く作っているのが
この準定番と言っても過言ではない「KUNPU-薫風-」です。

僕はSabroとCitraというホップが大好きで
その2種類のみを使用したIPAがこちらです。
IPAが流行り出してからは新しいホップが生まれては
競争に負けたホップが消えてゆくそんな日々ですが
SabroとCitraに感謝しながらこのビールを作り続けてゆきます。

Taste
オーツ麦由来のなめらかな舌触りと
香ばしさを伴ったしっかりとした穀物感があります。
ホップはCitra, Citra Cryo, Sabroを使用し
グレープフルーツのようなシャープな柑橘香とライチ
ココナッツ、ディルのような複雑なアロマを形成しています。
以前はケルシュ酵母を使用していましたが
現在は色々と改善した結果American Ale酵母を使用し
クリーンなベースに仕上がっています。

ABV:6.0%
IBU:30
Malt:Pale Ale, Pilsner
Hop:Polaris, Citra,Citra Cryo, Sabro
Yeast:AY4
Other:Flaked Oats

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ビールの歴史から見ると、
まだまだ新参者のIPAですが
堂々たる風格でビールシーンに浸透していますね。
そんなIPAにふんだんに使われるホップですが
毎年新しい品種が続々とリリースされています。
おかげでホップジャンキーなブルワーや飲み手からすると
追っかけるのに大忙し。
そんなホップですが、実は開発から世に出回るのに10〜15年ほどかかるようです。
ブリーダーさんは10年後に飲まれているビールを想像しながら開発を進めるのでしょうか。
過去の光を探し求める天体観測の逆さのような浪漫ですね。

【テイスティングコメント】
色合いは少し濁りのあるオレンジ色、度数は6%。小麦麦芽やオーツ麦由来のなめらかな舌触りとミュニック麦芽で、香ばしさを伴ったしっかりとした穀物感があります。
ホップはCitra, Citra Cryo, Amarillo Lupulinator, Sabroを使用し、グレープフルーツのようなシャープな柑橘香とライチ、ココナッツ、ディルのような複雑なアロマを形成しています。
酵母はIPAにしては珍しく(今となっては使っているブルワリーもあると思いますが)ケルシュ酵母を使用しています。今回はあまり酵母の特徴が出ない様に低温で発酵させています。
このIPAは#007ののレシピと似た構成で麦芽、ホップ、酵母を選定しています。同じ原料でも使い方が変わると味わいにどのような違いが出てくるのか、そこを楽しんでいただければと思います。

商品名: KUNPU -薫風-
Style: Experimental IPA
AVB: 6.0
IBU: 3
Malt: Pale Ale, Wheat Malt, Quick Oats, Acid Mait, Munch
Hop: Poralis, Amarillo, Citra, Sabro
Yeast: K-97

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