TSUKINOURA -月の浦-

KYOTO NUDE BREWERY / キョートヌードブルワリー
スタイルスタウト - Golden Stout / ゴールデンスタウト
ABV6.0%
IBU15.0

0.0☆☆☆☆☆

普段の僕だったら絶対に作らないようなスタイルのビールを作りました。
これこそコラボの醍醐味ですね。
今回は僕の古巣である京都醸造(KBC)とのコラボビールです。

昔KBCで作った「南国の日差し」というパイナップルとタラゴンを使ったサワーエールが
とても好きで、そのようなカクテルチックなビールを作りたいというところから話が始まり
お互いのブルワリーでカクテルのようなビールを作ろうということになりました。
僕がミントを好きなこともあり、「ミントとパイナップル」を使ったビールを作りたいと言ったところ、
話がなぜかねじれにねじれ曲がって
チョコレートミントマティーニに着想を得たビールを作ることになりました。
ちなみにパイナップルの要素はKBC側で仕込んだ
「パイナップルマルガリータ風」ビールに吸収されてしまっています。

Nudeで仕込んだ「Golden Stout」というスタイル
(もはやスタイルと言っていいのかもわからない)ですが
これは簡単にいうと、色の黒くないスタウト風のビールです。

ざっくりと説明すると、スタウトは通常深く焙煎した麦芽を
一部レシピに組み込むことによって黒い色と
そのコーヒーやチョコレートのような香ばしさを醸し出しています。
ですが、Golden Stoutではそのような原料を加えず
淡い色合いのビールでスタウトの味わいを模倣しています。

Golden Stoutは、確か10年前くらいに
アメリカの某有名ブルワリーがふざけて作ったのを
飲んだのが初めてだったと思います。
王道じゃないビールを作るんであれば
こんな感じのふざけたスタイルのビールを
真面目に作ってやろうかと思い、この醸造に至ります。

KBCにチョコレートやミントのサンプルを大量に用意してもらって
紛れもなく過去1でテイスティングを繰り返してから臨んだ仕込みでした。
チョコレートとミントの組み合わせは言わずもがな、
ウッドチップ由来のバニラや木の香り
そしてオーツ麦の滑らかなで優しい舌触りが組み合わさり、
それぞれの素材と、そしてKBC×nudeの
コラボレーションの楽しさを味わえる一杯となっています。

最後に大事なことを言わせていただきます。
「Golden Stout」と言いながら、思った5倍くらい琥珀色になってしまいましたが
大人の事情でそのままGolden Stoutと言い張らせていただきますがご了承くださいませ。

Taste
グラスを鼻に近づけると爽快なスペアミントの香りが
鼻腔を刺激し、その奥にチョコレートやバニラのような甘い香りが
優しく香ってきます。
口に含むと柔らかいガスとともにミントの風味が弾けつつ
香ばしいモルトとチョコレートの味わいが
ラクトースの優しい甘みとともに広がりながら
後に来る酸味と苦味が味を引き締めてくれています。

TSUKINOURA-月の浦-
Golden Stout w/Spearmint & Wood Chip
AVB:6.0%
IBU:15
Malt:Pilsner, Chocolate Pale
Hop:Polaris
Yeast:AY4
Other:Flaked Oats, Chocolate Extract, Spearmint Extract, Wood Chip

ブルワリー

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