なま角スモークオイスタースタウト

伊勢角屋麦酒 / ISE KADOYA BREWERY
スタイルスタウト - その他スタウト
ABV5.5%
IBU15.0

0.0☆☆☆☆☆

きっかけ
「NAMACHAん Brewing」コラボの4回目の仕込みとなりました。燻製とビールの可能性を追求しています。
今回はISEKADOで冬に不定期に仕込んでいるオイスタースタウトに燻製を組み合わせてみることにしました。
イメージはアイラウイスキーです。ピート香と磯の香りが特徴的な魅力的な銘柄がいくつかありますよね。
ピートではなく、オーソドックスなスモークをセレクトしましたが、相性は間違いないと踏んで、
ビールにミネラル感と潮感を与える牡蠣とスモークを組み合わせることにしました。
ビールのレシピは、パブでいつまでも飲み続けられるようなドリンカビリティを意識しています。
ミネラル感と潮感を与える牡蠣とスモークを組み合わせることにしました。

こだわり
ホップは2018年産のKent Goldingsを自社熟成したものを使いました。
もともとα酸の比率の低いホップですが、熟成を経て、ほぼ0になっているのではないか、というくらいです。
IBUには寄与しませんが、α酸以外のオイル分やポリフェノールに由来する豊かな苦みをビールに与えてくれました。
ローストバーレイも、スタイルの観点からは比較的少なめの投入量です。
スタウトの特徴ともいえる焙煎香は十分に取りつつも、酸味が強くなり過ぎないような配合にしています。
熟成ホップやローストモルト由来の苦みのカウンターとしては、モルト配合と酵母で対応しました。
モルト配合はオーツが多めにしています。多糖類由来のシルキーなマウスフィールが得られました。
発酵は、英国系エール酵母のLondon Ale Ⅲを使用しました。

あじわい
透明度のある黒色の外観。やや茶色がかった粗い泡が立ち上がります。
強い燻製香がトップに、香ばしい焙煎香と酵母由来のリンゴやオレンジの香りも感じられます。
奥にはほのかな磯の香り。
口に含むと程よい甘味と焙煎由来の苦みとともに、口いっぱいに香りが広がります。
弱めのカーボネーションとオーツ由来のマウスフィールで、滑らかな飲み口です。

【 ビアスタイル 】
Oyster Stout
【 アルコール分 】
5.5% / IBU:15
【 原材料 】
大麦麦芽、オーツ麦麦芽、オーツ、大麦、牡蠣殻、ホップ
【 使用ホップ 】
Aged Kent Goldings 2018 crop

From 伊勢角屋麦酒 公式サイト

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今回はNAMACHAん Brewing自家製"スモークモルト"と三重県産の"牡蠣"をつかったオイスタースタウトです。
オーツ由来のシルキーで滑らかな口当たり。
しっかりとした燻製香の奥に香るのは、ほのかな磯の香り…
そこに香ばしい焙煎香とフルーティなエステルも伴い、ドリンカビリティは抜群です。
色々な料理に合わせたくなるような魅力的な一杯です。

【ブルワーズコメント】
「伊勢角屋麦酒」さんでは"オイスタースタウト"が冬の時期に不定期に仕込まれています
スタウトに牡蠣というレシピは伝統的で約100年前から牡蠣の殻をつかったスタウトの記録が残っているそうです
牡蠣の名産地である伊勢志摩のローカルビールとして、これ以上無い逸品なのですが…
今回は、そこにNAMACHAん Brewingお得意のスモークモルトがお邪魔しちゃいました!
もともとは燻製の牡蠣が美味しくて、オイスタースタウトが美味しいのだから、その二つを組み合わせたら
最高に美味しいのでは?という発想がはじまりでした
出来上がったビールをテイスティングしてみると、燻製香の奥に伊勢志摩の潮風が感じられ感動的でした‼️
スルスル何杯でも飲めちゃいそう…、これは生牡蠣や燻製牡蠣とペアリングしたら最高だろうなぁ…
スモークモルトの代わりにピートモルトだったらどういう味わいになるんだろう…妄想が止まらないので、この辺でやめておきます

「なま角スモークオイスタースタウト」
STYLE:Smoked Oyster Stout
ABV:5.5%

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ブルワリー

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